今回は「3. 腹部や手足の温かさで健康を知る」ことで
自然治癒力の状態を判断してみましょう。
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「腹部や手足が温かい」
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体温が高くても
腹部や手足が冷たく感じるようでしたら、
生体バランスが崩れていること
になりますので注意が必要です。
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手足が温かいのに腹部やお尻が冷たい
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この場合下腹部の血液循環が
良くないことが考えられますので
腹部にある臓器の働きが低いことが疑われます。
腸・生殖器などに注意が必要かもしれません。
免疫だけではなく
腹部と健康は密接につながっています。
腹部が温かいか冷たいか
自分の感覚で確かめるには・・・
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朝、布団の中でお腹に手を置く
起きぬけの布団に寝たままの状態で、脇の下に片方の手のひらを挟み込む。脇の下から外したその手を、おなかの上にじかに置いてみて。
→ 脇の下より、おなかのほうが冷たいと感じたら「冷えている」
「起き抜けの布団の中に入った状態では、脇とおなかの温度は本来同じであるべき。脇と比べて、おなかを触ったときに冷たいと感じたら、それは内臓も冷えている証拠です」
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腹部は暖かいが手足が冷たい
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この場合 知的活動や精神活動(ストレスも含む)の
営みと体を動かす営みのバランス
(生活上の身体を使う活動)が
崩れていることがあげられます。
椅子に座ってじっと仕事をするときは、
精神活動が活発になり、
身体活動は停滞しています。
そこから脳の活動バランスが崩れて、
精神緊張に陥りやすくなります。
歩く・下半身を使うなどして、
下肢の運動を行うと解消できると思います。
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腹部も手足も両方冷たい
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自律神経の交感神経および
副交感神経のバランスの乱れが
かなりの確率で疑われます。
そうであれば、免疫機能も
低下しているかもしれません。
運動療法などで、自律神経系の調整を図り、
それにより免疫機能を活発にする
必要があるかもしれません。
朝日を浴びながら
ウォーキングすることをお勧めします。
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体温が高く、腹部や手足も温かい
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生体のバランスがまずまずとれている
ということになります。
体内の細胞がしっかり生命活動を営み、
体液循環もくまなく全身を
周流しているということです。
体液循環は、内臓にしっかり流れていること
が大切ですので、腹部の冷たい方は
自然治癒力を考察する時、要注意です。
いくら免疫を高めても、
患部に血液がスムーズに循環しないと
効果が薄れてしまいますので、
注意したほうがよさそうです。
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それでは次回は自然治癒力が最も働く時の状態を
「睡眠の質で知る」をお話しさせていただきます。
睡眠でお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
では、どのような睡眠が良い睡眠でどのような睡眠が悪い睡眠なのでしょうか?